インフルエンザになりにくい住宅とは! その1
2017年2月10日、私はインフルエンザA型に感染した。この10年、感染していない。毎年予防接種もしているが、我が家には、インフルエンザ無縁な状況が、10年も続いていた。
その理由らしき根拠があるので、これを機(外出できない状況)に、自分が進めてきた、健康で長く暮らせる住環境の検証など、建築的な視点から、考え直したいと思う。
先ずは、インフルエンザについては専門で無いので、インターネットで調べてみた。
こんな情報があった。行列のできる情報館
自分なりに木造住宅の温熱環境については、勉強してきたつもりなので、このページの内容は分かりやすく、自分の本業である木造建築の今後に大きな影響を感じさえしたので、この内容を基に、進めます。
インフルエンザの流行と絶対湿度は密接に関係している
自分はインフルエンザまたは、風邪と呼ばれる症状に子どもの頃や大人になっても、ほぼ毎年掛かってきた記憶があるが、この10年インフルエンザどころか、風邪で寝込んだことも数回程度しか無い。
なぜか、と言うと家をリフォームしたからだと思っている。冬はとても寒い松本市で、暮らして来て、建築の仕事に就き、暖かい家の勉強し、その経験を活かしたリフォームを行ったことで、家の中の温度差が無くなった事により、室内での体の外気に対応する変化をあまりしなくて良くなったので風邪もひきにくくなったと、家族揃って元気に暮らして来たことが照明していると思われる。(ただし、1ヶ所自分の家であるが、大きなミスをしたため、1階の温熱環境は、2階より落ちてしまった。これについては後日記載予定)
と言う事で、温熱環境については、今でも我が家には、5個もの温度測定器を設置して、温度と湿度について、関心を持っていることもあり、気温を室温に入替え室内の温熱環境ではどうなのかを、表にまとめてみた。
①インフルエンザの流行りには、絶対湿度の量が関連しているそうで、11g/㎥ ほぼ安全11g/㎥以下 注意7g/㎥以下 警戒だそうで、色分けしてみた。②は、①を基に4℃以下は7g/㎥以下しか無いことから、室温を4℃以下にしたら、インフルエンザは室内でも警戒
③は、冬の松本市内(信州)で、室温26℃は、あり得ないので除外(例外は考慮していない)
④は相対湿度冬の松本市内で65%は現実的で無いので、除外
⑤は、上記から残った部分で、絶対湿度7g/㎥以下 警戒を除外
すると、インフルエンザ感染の安全範囲は室温22℃相対湿度60%室温24℃相対湿度60%
12℃以下の室内では、インフルエンザになってもおかしくない温熱環境。
日本の住宅、まだまだ、そんな家の方が多くないですか?
⑥は、リフォームして少しは納得している、我が家の状況です。分かりやすいように、該当する範囲のみ色塗りしています。我が家の冬は、室温12℃〜20℃相対湿度40%〜50 %わりと狭い範囲で生活しているのですが、上記の事から、今回、自分がインフルエンザに感染した理由が見えてきました。
先述の通り、大きなリフォームのミスをしています。それは、下(1階)が低い。リフォーム後、今回初めて、冬に1階で寝てしまいました。
完全警戒範囲の状況です。
この仮説を基に、次回検証していき、インフルエンザになりにくい住まいと暮らしの提案に結びつける努力をしていきたいと思う。
尚、これはあくまでも現在、自分なりの検証ですので、ご意見とうありましたら、コメントにて受付致しますので、ご指導、ご意見をお聞かせ頂き、役立てたいと思っています。
訂正)表の左上、相対湿度早見表は、絶対湿度早見表の間違えです。
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